- 1.回転環クランプ方式で、マルチスプリング、Vリングを標準装備した最も代表的で一般的なメカニカルシール
- 2.摺動(シール端面)材は、カーボン、SiC、超硬合金、各種セラミック溶射の中から、取扱い液や、運動条件に応じて選定可能
対象シール液
- 1.低スラリーの水、海水等
- 2.非結晶性の酸、アルカリ、塩類等
- 3.低粘性の油、モノマー、炭化水素類、その他
固定環クランプ方式の代表的な汎用シール
ステンレス製プロセスポンプの心臓部といえるメカニカルシールのうち、固定環クランプ方式の回転形シールで、 材料、 構造とも多岐にわたる納入実績も豊富な汎用形シールの代表

特徴
固定環クランプ方式で、圧力変動や温度変化、機器の振動に対し安定した性能を維持できます。 |
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摺動(シール端面)材は、カーボン、SiC、超硬合金、各種セラミック溶射の中から、取扱い液や、運転条件に応じてソリッド形を始め、焼き嵌め、はめ込み形等の構造を選定・採用可能です。 |
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2次シール材はPTFE製のVリングを標準としますが、取扱い液の物性、温度条件により、Oリング構造、ベローズ構造の採用も可能です。 |
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スプリングはマルチスプリング方式を標準としますが、取扱い液の物性等により、モノコイル(シングル)スプリング構造の採用も可能です。 |
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トルク伝達はピンドライブ方式を標準としますが、取扱い液の物性、運転条件等により、クラッチドライブ方式の採用も可能です。 |
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セルフフラッシング(自液利用)を標準方式としますが、取扱い液の物性等、取付け機器や運転条件等により、エキスターナルフラッシング(外部注液)方式の採用も可能です。 |
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シール圧力が0.5MPa以上の場合は、バランス形(BBシリーズ)の採用となります。 |
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高真空、ガス体、有毒流体、引火性流体、スラリーを含む流体等で、シングルシールでは機器の運転に不安や支障を懸念される場合は、BUシリーズを背面合わせに装着する"BU・BU形ダブルメカニカルシール”の採用が有効です。 |