固定環
(インサート、またはシートリング)

固定環は、O リングとガスケットにより本体(ケーシング)側との漏れを防止して、シール摺動面が回転軸と直角になるように固定されます。
固定環自身の動きに自由度をもたせるためにシールカバーに差し込む形で取り付けるフローティング形と、取付け側本体の精度をあげて固定環自身の動きを制限したクランプ形があります。圧力変動が多い機器やダブルメカニカルシールのプロセス側においてはクランプ形が必須です。

V リングの取り扱いに関する注意点

※ インサート押さえの締め付けは、回転環やインペラーを取り付けたあと、最後の作業で行います。その時に、O リングやガスケットを噛み込ましたり、取付けボルトが片締めにならないよう注意してください。

※ O リングやガスケットを交換する際には、図面指示通りのものを使用してください。指示寸法以外のものを使用すれば、シール摺動面に歪みが生じたり、固定環を破損したりする恐れがあります。

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