摺動面を予圧するスプリングの個数・形状・配置は、スラリー対策・腐食対策上のポイントです。
マルチスプリング形は、複数個の小さいスプリングを円周上均一に配置する形式で、プロセスポンプなど最も一般的に使用されています。
シングル(モノコイル)スプリング形は、1 個の大きいスプリングを使用する方式で、高濃度スラリーなどの固着による作動不良を回避することができます。また、線径を太くできるため、腐食性液体による影響があっても荷重変化(予圧低下)を抑えることができます。